「モノ」と「タスク」に追われる日々と、日本で見つけた「心の余白」の作り方
皆さん、こんにちは!
日本で夫と、やんちゃな6歳と3歳の子供たちと暮らしている、ごく普通の主婦、アキです。
海外で子育てや家事を頑張っている皆さん、毎日本当にお疲れ様です!
今、あなたはどんな朝を迎えましたか?
鳥のさえずりで目覚め、淹れたてのコーヒーをゆっくりと味わい、朝日の中で静かに瞑想…なんて生活は、残念ながら我が家には存在しません(笑)。
私の現実はこうです。
午前5時半、けたたましいアラームの音。「あと5分…」と布団に潜り込んだ瞬間、3歳次男の「ママぁ、おしっこー!」のコール。はい、起床確定。
キッチンに立てば、昨夜洗ったはずの食器がなぜかシンクに残ってる(犯人は夜中にアイスを食べた夫)。急いで朝食と、日本のお母さんの必須タスク「お弁当」の準備。卵焼きを焼きながら、洗濯機を回し、長男の「今日の靴下はどこー?」の大声に「昨日タンスに入れたでしょ!」と応戦。
「いってきます!」と家族を送り出し、時計を見れば、もう午前8時半。
リビングには、脱ぎっぱなしのパジャマ、食べ散らかしたパンのくず、そして昨夜読み聞かせた絵本の山。
…ねえ、これって「私だけ」ですか?
海外で暮らす皆さんも、きっと文化や環境は違えど、同じような「慌ただしさ」の中で戦っているんじゃないかなって、勝手に親近感を抱いています。
私たちは、妻として、母として、そして一人の女性として、毎日たくさんの役割(タスク)をこなしていますよね。
でも、ふと気づくと、「今日、私、何してたんだっけ?」と。
時間に追われ、モノに追われ、タスクに追われ…。
「私、こんなはずじゃなかった」
そう感じていた矢先、先日、海外の友人がシェアしていた記事で、胸に刺さる言葉を見つけたんです。
“Sustainable Serenity: Your Minimalist Motherhood Journey”
日本語に訳すなら、「持続可能な心の平穏:ミニマリストな母としての旅路」…みたいな感じでしょうか。
「ミニマリスト」って聞くと、どんなイメージがありますか?
「モノが何もない、ガラーンとした部屋」「おしゃれだけど、ちょっと極端?」
確かに、そういうイメージもありますよね。
私も以前、日本で大ブームになった「断捨離」や「こんまりメソッド」に挑戦したことがあるんです。
「ときめくモノだけを残す!」
そう意気込んで、45リットルのゴミ袋10袋分の服や雑貨を処分しました。スッキリした部屋を見て、「これで私も丁寧な暮らしができる!」って思ったんです。
…でも、現実は甘くなかった。
3ヶ月後。
あれ? なんでしょう、この既視感(デジャブ)。
子供が保育園から持ってくる作品、どんどん増えるおもちゃ、セールのたびに「これは必要」と買ってしまう服。
そして、「とりあえず」で置かれた郵便物の山。
見事に、リバウンドしてしまったんです。
そう、「一回きりの大掃除(purge)」だけじゃダメなんですよね。
このフックの言葉でハッとしたのは、「Sustainable(持続可能)」という部分。
私たち主婦に必要なのは、一瞬の「スッキリ」じゃなくて、この先もずっと続く「心の平穏(Serenity)」なんだ、と。
そして、それは「Motherhood Journey(母としての旅)」、つまり、子供の成長や環境の変化と共に、柔軟に形を変えていく「プロセス」そのものなんだ、と気づかされたんです。
じゃあ、日本に住む私が、この「Sustainable Serenity」のために何をしているか?
このブログでお話ししたいのは、そうした「ガチガチのミニマリズム」ではありません。
むしろ、日本という国ならではの「矛盾」の中で、いかに「楽(ラク)」をするか、という知恵です。
日本って、面白い国なんですよ。
一方では「禅(Zen)」や「わびさび」といった、シンプルさや「余白の美」を尊ぶ文化が深く根付いています。茶道や華道なんて、その最たるものですよね。
でも、その一方で。
「カワイイ(Kawaii)文化」に象徴されるように、雑貨やキャラクターグッズが溢れている。100円ショップに行けば、生活を「便利(?)」にするための細かすぎるアイテムが無限に売られています。
そして何より、私たち日本人の心に深く根付いている、あの言葉。
「もったいない(Mottainai)」
これ、最強の「捨てられない呪文」です(笑)。
まだ使える、いつか使うかも、人からもらったものだから…。
この「もったいない精神」は、モノを大切にする日本の美しい美徳であると同時に、私たちの家をモノで溢れさせる最大の要因でもあるんです。
このブログは、そんな「シンプルに生きたい」という理想と、「もったいない」「便利グッズ大好き」という現実が混在する、カオスな日本で暮らす主婦の、リアルな実体験レポートです。
私がこの「持続可能なシンプルライフ」を目指し始めて、一番手に入れたかったもの。
それは、**「時間」**でした。
モノが減ると、人生から「探し物」の時間が消えます。
モノが減ると、掃除が一瞬で終わります。
モノが減ると、「今日、何着よう?」と迷う時間が消えます。
そう、**「モノを減らすこと」は、最強の「時短術」**だったんです。
「時短」と聞くと、便利な家電を買ったり、作り置き(ミールプレップ)を頑張ったり、そういう「足し算」をイメージしませんか?
もちろん、それも大事。私も最新の食洗機とロボット掃除機なしでは生きていけません(笑)。
でも、それ以上に効果があったのが、「引き算」の時短術。
そもそも、管理するモノやタスクを減らしてしまえば、生活は驚くほど軽くなる。
このブログでは、
「高価なおしゃれ家電」も「完璧な整理収納術」も、あまり出てきません。
そのかわり、
「あー、それ分かる!」と共感してもらえるような、日本の主婦のリアルな葛藤と、
「それなら私にもできるかも」と思ってもらえるような、ちょっとズボラだけど効果的な「時短のヒント」や「心の持ち方」を、たっぷりお伝えしていきたいと思っています。
例えば…
- 増え続ける子供の「お絵描き」問題、どうしてる?
- 日本の主婦がこっそり実践してる、冷蔵庫の「ついで掃除」術
- 「もったいない」と「捨てる」の境界線、我が家のルール
- 義理のお母さんからの「趣味じゃない贈り物」との向き合い方(これ、切実ですよね!)
そう、このフックにあった「dealing with gifts, sentimentality, and partner buy-in(贈り物、感傷、パートナーの同意)」、これこそが「承」と「転」でお話ししたい、この旅の最大のハードルであり、醍醐味なんです。
海外で頑張るあなたが、このブログを読んだ後、「ちょっと肩の力が抜けたな」「明日から、これ試してみよう」と、少しでも心が軽くなってくれたら。
そして、日本式の「シンプルさ」が、あなたの「Sustainable Serenity(持続可能な心の平穏)」を見つける、小さなヒントになったら。
それ以上に嬉しいことはありません。
実践編:日本式「もったいない」と「時短」の両立!私が手放したもの、手に入れたもの
皆さん、こんにちは!アキです。
前回の【起】では、モノと時間に追われる私のリアルな朝の風景と(笑)、「モノを減らすことこそが最強の時短術だ!」と気づいたお話をしました。
「よーし、私もやるぞ!」
そう意気込んで、ゴミ袋を片手にリビングを見渡した、かつての私。
でも、そこで必ず出くわす、あの「最強の敵」がいますよね。
そう、**「もったいない」**です。
海外でも「Mottainai」という言葉が少しずつ知られていると聞きましたが、私たち日本人にとって、これはもうDNAに刻み込まれたレベルの「呪縛」であり、「美徳」です。
「まだ使えるし…」
「高かったし…」
「いつか使うかもしれないし…」
この「いつか」のために、どれだけのスペースと「心の容量」を私たちは使っているんでしょう。
私が「Sustainable Serenity(持続可能な心の平穏)」を目指すにあたって、まず決めたルールが二つあります。
- 「もったいない」の呪いを、「新しい意味」で上書きする。
- いきなり「家全体」はやらない。「一番ストレスな場所」から始める。
今日は、この二つのルールを元に、私が具体的に「何を手放し」「どんな時短を手に入れたか」をお話ししますね。
「もったいない」の新しい意味
まず、ルール1から。
私は、「使わずにしまい込むこと」こそが、一番「もったいない」と考えることにしました。
モノって、使われてこそ「生きる」んですよね。
ブランド物のバッグも、タンスの肥やしになっているなら、その価値はゼロ。
「高かったから捨てられない」食器も、棚の奥でホコリをかぶっているなら、その食器がかわいそう。
- 「いつか使うかも」の「いつか」は、99%来ない。
- 「使わないモノに家賃(スペース)を払っている」状態が、一番「もったいない」。
この考え方に切り替えたら、モノを手放すハードルがぐっと下がりました。
「ごめんね、今まで使わなくて。次の場所で活躍してね」と。
フリマアプリで売ったり、地域のバザーに寄付したり。そうやって「誰かに使ってもらう」ことをゴールにすると、「捨てる罪悪感」も和らぎます。
私の「大改革」はキッチンから始まった
そして、ルール2。
皆さんの「一番ストレスな場所」はどこですか?
私は、迷いなく**「キッチン」**でした。
前回お話ししたように、朝は「お弁当」と「朝食」作りで戦場。
夕方は、保育園からお腹を空かせて帰ってきた子供たちの「お腹すいたー!」コールに応えながら、夕飯の準備。
なのに、キッチンはモノで溢れていました。
「時短」を夢見て買ったはずの、便利グッズたちによって…。
- 用途が細かすぎる「〇〇専用スライサー」(結局、包丁が一番早い)
- いつか使うかも、と溜め込んだジャムの空き瓶(なぜか蓋だけない)
- お客様用に…と揃えた、出番のない大量の食器
- スーパーでもらった「割り箸」と「プラスチックスプーン」の山
料理って、「段取り」が命ですよね。
「あの調味料どこだっけ?」
「ボウルを出したいのに、奥すぎて取り出せない!」
この「探す時間」と「取り出すストレス」が、私の料理嫌いに拍車をかけていました。
そこで、私は決めました。
**「キッチンで使うモノは、すべて『一軍』だけにする」**と。
私が具体的に手放したものと、それによって手に入れた「時短」をご紹介しますね。
1. 【手放したもの】使用頻度「月イチ以下」の調理器具
- たこ焼き器、ホットサンドメーカー、流しそうめん機→ これ、日本の家庭でよく「リバウンド」の原因になるアイテムです(笑)。楽しいけど、デカい! 重い! 洗うのが面倒!「楽しいイベント」のための道具は、「持たない」選択をしました。今は、必要な時に友人に借りるか、レンタルサービスを使います。
- 用途の被る「鍋」と「フライパン」→ 深めのフライパン(26cm)と、中くらいのお鍋(18cm)、小さいお鍋(14cm)の「スタメン」3つだけに絞りました。
- 【手に入れた時短】まず、収納スペースに「余白」が生まれました。これが本当に大事!モノがギチギチだと、取り出すのも戻すのも一苦労。でも、余白があれば、片手でサッと取れるし、サッと戻せる。この「サッ」と感が、心の余裕に直結します。そして、何より**「洗うモノが減る」**。調理器具が少なければ、必然的に「これ一個で済ませよう」と工夫するようになり、シンクに洗い物が山積みになる、あの絶望的な光景が減りました(笑)。
2. 【手放したもの】「お客様用」という名の「二軍」食器
- いつ来るか分からない「お客様」のために、棚の特等席を占領していた食器たち。→ 考え方を変えました。「本当に大切なお客様(親や親友)が来た時は、自分が一番気に入っている『一軍』の食器で、最高のおもてなしをしよう」と。普段使わない安物の食器セットを出すより、よっぽど心がこもっている気がしませんか?
- 子供用の「プラスチック食器」の山→ 日本では、子供が生まれると、割れないプラスチックやメラミンの食器をたくさん買ったり、お祝いで貰ったりします。でも、これがまたカラフルで、種類もバラバラで、食器棚を圧迫するんです。子供が3歳を過ぎた頃から、「本物」の陶器の食器を一緒に使う練習を始めました。「これは割れるから、大事に持とうね」と。もちろん、最初は割られましたよ(笑)。でも、「モノを丁寧に扱う」ということを学ぶ、大事な「授業料」だったと思っています。
- 【手に入れた時短】「食器選びに迷う時間」がゼロになりました。どれも「お気に入り」だから、どれを取っても気分が上がる。そして、食器棚もスッキリ。日本のキッチンって、海外に比べて狭いことが多いんです。だから、「食器棚」という名の「パズル」を攻略する必要がある。アイテム数を減らすことで、そのパズルから解放されました。食洗機に入れる時も、形が揃っているとセットしやすい! これも地味な時短です。
3. 【手放したもの】「いつか」の食材と、過剰なストック
- 「テレビで健康に良いと紹介されていた」謎の乾物やスーパーフード。→ 使わないまま賞味期限が切れて、「ああ、もったいない…」と罪悪感を感じながら捨てる。この「罪悪感」こそが、心の平穏を奪う敵です。
- 「安いから」と買い込んだ、大量のパスタ、缶詰、調味料。→ 日本の主婦は「特売」という言葉に弱いんです(私です)。でも、ストックを管理する場所がなくなり、キッチンの床に「仮置き」が始まる。そして、奥に何があるか分からなくなり、同じモノをまた買ってくる…。最悪の悪循環ですよね。
- 【手に入れた時短】**「冷蔵庫(パントリー)を開けて、絶望しない」**という心の平穏を手に入れました(笑)。私は、ストックは「今、目に見える範囲」に収まるだけ、と決めました。調味料も、お醤油やお味噌など、日本の「基本の調味料」以外は、小さなボトルで買う。「使い切る達成感」を大事にすることにしたんです。そうしたら、「献立を考える時間」が劇的に短縮されました。冷蔵庫に何があるか、一目瞭然だから。「ああ、ニンジンが使いかけだな。じゃあ、明日はニンジンしりしり(沖縄の料理です)にしよう」と、すぐに決まる。「冷蔵庫の奥から、忘れ去られた“何か”を発掘する」という恐怖の作業からも解放されました。
「捨てる」から「循環させる」へ
私がキッチンでやったことは、突き詰めると「管理するモノを減らした」だけ。
でも、それだけで、
- 探し物がなくなり、
- 掃除(拭き掃除)が一瞬で終わり、
- 洗い物が減り、
- 献立がすぐに決まる
という、最高の「時短」が手に入ったんです。
「起」で、「“Sustainable” (持続可能)なシンプルライフ」が大事、という話をしましたよね。
「一気に捨てて、ハイ終わり!」だと、必ずリバウンドします。
大事なのは、「自分にとっての“適量”を知ること」そして「家の中のモノを“循環”させること」。
「もったいない」は、モノを「溜め込む」ことじゃない。
「もったいない」からこそ、
- 使い切る
- 使い回す(リメイクする)
- 使ってくれる人に譲る(売る・寄付する)
こうやって「循環」させることが、日本的な「Sustainable(持続可能)」な暮らし方なんじゃないかな、と私は思っています。
キッチンが片付くと、不思議と「料理、ちょっと頑張ろうかな」という気持ちが湧いてきます。
心の「余白」が生まれると、新しいことに挑戦するエネルギーも湧いてくるんですよね。
さて、キッチンという「物理的なモノ」の片付けは、いわば準備運動。
この旅(Minimalist Motherhood Journey)には、もっと手強い「ラスボス」たちが待っています。
そう、フックにもあった「dealing with gifts, sentimentality(贈り物、感傷)」。
次の【転】では、いよいよ、
「子供が描いた、捨てられない絵」
「お義母さんから貰った、趣味じゃない置物」
「全然シンプルライフに興味ない夫」
という、**「人間関係」や「感情」**が絡む、最大の難関にどう立ち向かったか…(現在も奮闘中ですが!)、その葛藤編をお話ししたいと思います。
これがまた、大変なんですよ…(遠い目)。
ではまた!
葛藤編:「捨てられない思い出」と「付き合い」の壁。夫と子供を巻き込む、我が家の「シンプル化」大作戦
こんにちは!アキです。
前回の【承】で、「キッチンを片付けたら、心に余裕ができて料理も楽しくなった!」なんて、ちょっと“いい感じ”に終わりましたが…。
皆さん、現実はそんなに甘くないですよね(笑)。
そう、キッチン(物理的なモノ)の片付けは、いわば「準備運動」。
本当に手ごわいのは、モノにべったりとくっついた、「感情」や「人間関係」。
まさに、あの日見つけたフックにあった言葉、
「dealing with gifts, sentimentality, and partner buy-in(贈り物、感傷、パートナーの同意)」。
これ、この旅の「ラスボス」三体です。
今日は、私がこの最強のラスボスたちと、日々どう戦い、どう和解しようとしているか…その「葛藤編」を、包み隠さずお話しします。
ラスボス①:「Sentimentality(感傷)」…子供の“神作品”どうしてる?
まず、一体目のラスボス。それは「思い出の品」。
特に、母にとって最強の「捨てられないモノ」…そう、**「子供の作品」**です。
保育園や幼稚園、小学校で、子供たちは“神作品”を量産してきますよね。
丸が描いてあるだけの紙、粘土で作った謎の物体、母の日にくれる似顔絵…。
全部、宝物。
全部、愛おしい。
でもね…
全部は、取っておけない!!!(叫び)
日本の狭い家では、これが本当に切実な問題なんです。
以前の私は、「これも思い出」「あれも記念」と、クローゼットの上の棚に段ボールを積み上げていました。
でも、気づいたんです。「その段ボール、開けたことある?」と。
私、開けてなかったんです。
ただ「持っている」という事実だけで安心し、でも心のどこかでは「あの段ボール、どうしよう…」と、重荷になっていた。
そこで、我が家で導入した「子供の作品」ルールがこれです。
1. 「データ化」という名の「無限ストレージ」へ
これ、日本のママたち、かなりやっています。
「わぁ、上手に描けたね!」と、思いっきり褒めて、写真を撮る。パシャリ。
「これは立体で傑作だね!」と、いろんな角度から撮る。パシャパシャリ。
そして、クラウド上の「子供作品」という専用フォルダに保存。
不思議なもので、「写真を撮る」という「ひと手間」を加えることで、「ちゃんとこの子の“今”を記憶した」という満足感が得られるんです。
子供にも、「大事だから、写真に撮っておくね」と言うと、すごく喜びます。
2. 「一軍」だけを厳選する「思い出ボックス」
とはいえ、実物も残したい。
そこで、子供一人につき、A4サイズが入る「思い出ボックス」を一つだけ用意しました。
「この箱に入る分だけは、ずーっと取っておこうね」と。
新しい作品が増えたら、「今、一番のお気に入りはどれ?」と、子供と一緒に「一軍」を選び直します。
3. 「捨てる」とは言わない。「ありがとう」と「さようなら」
写真にも撮った。ボックスにも入らない。
そういう作品は、子供が寝た後に…こっそり…(笑)。
でも、ただゴミ箱にポイ、はしません。
「たくさん楽しませてくれて、ありがとうね」と、心の中で感謝して、紙に包んでそっと手放します。
「モノ=思い出」ではないんですよね。
「思い出=心の中と、データの中」。
こう割り切ることで、私は「作品が溜まっていくストレス」と「捨ててしまう罪悪感」の両方から、少し解放されました。
ラスボス②:「Gifts(贈り物)」…趣味じゃない「アレ」、どうする?
さて、二体目のラスボス。これは手ごわいですよ。
「他人からの贈り物」、特に「目上の方から(=お義母さまから)」の「趣味じゃない置物」とか「使わない食器セット」です…!(震)
これぞ、日本の「付き合い」文化の難関。
「もったいない」精神とも絡み合って、もうカオスです。
だって、それを手放すことは、くれた「人」の「気持ち」を無下にするようで…。
ここで、私が心の支えにしている、ある考え方があります。
「贈り物の役目は、受け取った瞬間に“ありがとう”の気持ちが交わされた時点で、8割終わっている」
贈り物は、「モノ」を渡すこと自体がゴールじゃない。
「あなたのことを思って選びました」という「気持ち」を伝える行為です。
そして、私たちは「ありがとう!」と、その「気持ち」を確かに受け取りました。
そう、「気持ち」は、もう受け取っているんです。
だから、その「モノ」自体を、無理して一生使い続ける「義務」はない。
そう考えることにしました。
もちろん、すぐに手放すわけではありませんよ!(笑)
それが日本社会の処世術です。
- ステップ1:感謝して、一度は使ってみる(飾ってみる)。
- ステップ2:くれた人が家に来る時は、見える場所にセッティングする(笑)。
- ステップ3:しばらく(1〜2年)経って、お互いの記憶が薄れた頃…そっと箱にしまう。
- ステップ4:さらに数年後…「ありがとう」と感謝して、バザーやフリマアプリで「次に使ってくれる人」に橋渡しする。
大事なのは、「あー、これ邪魔だな」とイライラしながら持ち続けることじゃない。
イライラするくらいなら、「気持ちは、確かに受け取りました。ありがとう」と感謝して手放し、できた「心の余白」で、そのくれた人に、もっと優しく接する方が、よっぽど良い関係が築けると思いませんか?
「モノ」と「人」を切り離す。
これは、心の平穏のための、大事なテクニックです。
ラスボス③:「Partner Buy-in(パートナーの同意)」…「俺は捨てない」
そして、三体目。最大の壁。
そう、**「夫」**です。(あ、海外の皆さんのところは「パートナー」ですね!)
私「ちょっとスッキリさせたいんだよね」
夫「え? 別にいいじゃん、このままで」
私「(あなたの)この服、もう着てないよね?」
夫「(ギクッ)いや、いつか着るし! 勝手に捨てるなよ!」
…この会話、世界共通じゃないですか?(笑)
そう、この「持続可能な心の平穏の旅」は、一人じゃできない。
「家族」というチーム戦なんです。
でも、チームメイトが「シンプルライフ? 何それ美味しいの?」状態だったら…?
私が大失敗の末に学んだ、たった一つの鉄則があります。
「絶対に、他人のモノは、勝手に捨てない」
これをやったら、戦争です。信頼関係が崩れます。
じゃあ、どうするか。
1. 「自分の陣地」から、完璧に片付ける
まず、文句を言う前に、自分のモノ(服、化粧品、本)を完璧にシンプルにしました。
「私、これだけスッキリさせたよ」と、背中で見せる(笑)。
人間、言葉で「やれ」と言われるより、目に見える「結果」を見せられた方が、心が動くものです。
2. 「時短」という「共通の利益」で誘う
夫は「ミニマリズム」には興味がなくても、「自分の時間」は欲しいはず。
「ねえ、モノが少ないとさ、掃除が5分で終わるよ」
「探し物がなくなると、朝イライラしなくて済むよ」
「モノを買うお金が減ったら、その分、美味しいもの食べに行けるよ」
「おしゃれ」とか「丁寧な暮らし」とか、フワフワした言葉じゃなく、「時短」「効率化」「節約」という**「実利(メリット)」**でプレゼンするんです。
3. 「聖域(サンクチュアリ)」を認める
とはいえ、夫にも「捨てられないモノ」(大量の漫画とか、趣味の道具とか)があります。
そこは、もう「聖域」として認めます。
「この棚(この部屋)だけは、あなたの王国。好きにしていい。ただし、ここから溢れさせないで」
と、**「ゾーン分け」**するんです。
家全体を100%完璧にシンプルにするのは、無理。
でも、「リビング」という「家族の共有スペース」だけは、お互いが気持ちよく過ごせるように「モノを置かない」ルールにする。
「押し付ける」のではなく、「交渉」し、「妥協点」を見つける。
まさに「Sustainable(持続可能)」な関係って、そういうことですよね。
「思い出」も「人間関係」も「パートナー」も、白黒ハッキリ、スパッと片付くものじゃありません。
葛藤して、悩んで、ちょっと進んで、また元に戻って。
だからこそ、これは「Journey(旅)」なんですよね。
さて、物理的なモノを片付け(承)、感情的なモノとも向き合った(転)。
じゃあ、この「スッキリ」と「心の平穏」を、どうやって「リバウンド」させずに「持続」させていくか?
次回はいよいよ【結】。
「分かっちゃいるけど、続かない!」という私たち(笑)のために、
今週から、たった一つだけ始められる、「あなたのための」小さな日本式アクションプランを、ご提案しますね。
あなたの「心の平穏」へ:今週から始める、小さな「日本式」習慣
皆さん、こんにちは!アキです。
全4回にわたってお送りしてきた、私の「持続可能な心の平穏(Sustainable Serenity)」を巡る旅。
ここまでお付き合いいただいて、本当にありがとうございます!
モノとタスクに追われていた日本の主婦が(【起】)、
「モノを減らすことこそ最強の時短だ!」と気づき、まずは戦場だったキッチンから改革を始め(【承】)、
「思い出」や「人間関係」という見えない敵(ラスボス)たちと日々格闘し(【転】)…。
こうして振り返ると、なんだか壮大な旅だったように聞こえますが、やっていることは、
「あ、この服、もう着ないな。ありがとう」
「お義母さん、これ(趣味じゃないけど)ありがとうございます!」
「あなた(夫)! そこに靴下脱ぎっぱなしにしないで!」
という、実に地味で、泥臭い日常の積み重ねです(笑)。
そして、この旅で一番、一番、大事なこと。
それは、
「片付けたら、終わり」じゃない、ということです。
そう、「リバウンド」という名の、恐ろしい現実が待っています。
人間、油断すると、モノは増えます。タスクも増えます。
せっかくスッキリさせたクローゼットに、セールの「一目惚れ」で買った服が入り込み、
せっかく「余白」を作ったスケジュールに、「やらなきゃ」というタスクが忍び込み…。
「あー、もう! また散らかってる!」
「なんで私だけ、こんなに頑張ってるのに!」
そうやってイライラして、「完璧なシンプルライフ」を目指そうとして疲弊してしまうことこそが、一番「心の平穏(Serenity)」から遠ざかってしまう原因なんです。
このブログのテーマは、**「Sustainable(持続可能)」**でしたよね。
私たちが目指すのは、「モノが何もないモデルルーム」じゃない。
私たちが目指すのは、「インスタ映えする完璧な丁寧な暮らし」でもない。
子供は散らかすし、夫は協力的じゃない日もある。
自分だって、衝動買いしたい日もあれば、料理をサボりたい日もある。
それで、いいんです。
「持続可能」っていうのは、「完璧を目指さないこと」。
そして、**「自分にとっての“ちょうどいい加減”を知り、日々、調整し続けること」**なんだと、私は思うんです。
そこで今日は、この「調整」を続けていくために、私が大切にしている「日本的な原則(Japanese Principle)」を、皆さんの「Personalized Action Plan(あなたのための行動計画)」として、二つ、ご提案させてください。
これは、日本の禅やミニマリズムの「精神論」というよりは、もっと現実的な、「暮らしの知恵」です。
プリンシプル①:モノもタスクも「腹八分目(Hara Hachi Bun Me)」
海外でも「腹八分目」という言葉、聞いたことはありますか?
これは元々、日本の(特に沖縄の)健康長寿の秘訣で、「満腹(10割)まで食べずに、8割くらいでやめておくのが、体にも心にも良い」という考え方です。
私、気づいたんです。
**これ、家事も、子育ても、収納も、全部同じだ!**と。
以前の私は、「10割」を目指す主婦でした。
収納ケースがあれば、隙間なく「10割」詰め込む。
スケジュール帳が「10割」埋まっていないと、サボっている気がする。
家事も「10割」完璧にこなさないと、ダメな母親だと自分を責める。
でも、その「10割」パンパンの状態って、どうなるか?
モノは、ちょっとでも新しいモノが入ってきたら、雪崩を起こします。
スケジュールは、子供の急な発熱一つで、全部崩壊してパニックになる。
心は、できなかった「2割」にばかり目を向けて、いつもイライラしている。
だから、意識的に**「2割の余白」**を残すんです。
- キッチンの棚も、クローゼットも、「8割収納」を心がける。この「2割の余K白」があるだけで、モノの出し入れが劇的にスムーズになります。この「スムーズさ」こそが、心の余裕。「あ、あそこに入ってるな」と把握できる安心感。これが時短につながります。(リバウンドしそうな時は、「あかん、今“腹九分目”や!」と自分にツッコミを入れます)
- 「今日のやることリスト」も、「8割」達成できたら花丸!「残りの2割」は、明日に回すか、そもそも「やらなくても死なないタスク」だった、と割り切る。「完璧にできなかった」じゃなくて、「8割もできた!」と自分を褒める。日本には「余白の美」という言葉がありますが、これこそが「心の平穏」を生む最大の知恵なんだと思います。
プリンシプル②:頑張りすぎない「一汁一菜(Ichiju Issai)」の精神
二つ目は、日本の伝統的な食事のスタイルから。
「一汁一菜」とは、ご飯(主食)に、汁物(お味噌汁など)と、一品のおかず(菜)を添える、というシンプルな食の基本形です。
もちろん、現代の日本では「一汁三菜(おかずが三品)」が理想的、なんて言われることも多いです。
そして、この「理想」が、私たち主婦を苦しめるんです…!
「ああ、今日もメイン(お肉か魚)しか作れなかった…」
「副菜(野菜のおかず)がない…」
「彩りが悪い…」
インスタグラムを開けば、まるで料亭のような、品数豊富な「おうちごはん」が溢れています。
あれを見ると、「私、母親失格かも…」なんて、落ち込んでしまいませんか?
でも、思い出してください。
私たちが目指しているのは「時短」と「心の平穏」です。
「一汁一菜」は、「これだけあれば、人は豊かに生きていける」という、日本のミニマリズムの原点だと私は思っています。
- 完璧な「一汁三菜」を目指してイライラするより、「一汁一菜」でも家族と笑って食卓を囲む方が、よっぽど豊かじゃない?
これが、私の「時短」の合言葉です。
「今日は疲れたから、ご飯と、具だくさんのお味噌汁(豚汁とか!)だけで、もう『一汁一菜』達成!」とハードルを下げまくる。
お味噌汁に、野菜も、お肉も、キノコも、全部入れちゃえば、それだけで立派な「おかず」です。
「品数を減らす」勇気。
それは、「サボる」ことじゃない。
それは、「家族と過ごす時間」や「自分の心の余裕」を**「選ぶ」**という、積極的な「時短術」なんです。
📅 あなたの「Personalized Action Plan」
さて、長旅にお付き合いいただいた、海外で頑張るあなたへ。
このブログは、読む「だけ」じゃもったいない(ほら、ここでも「もったいない」!笑)。
ぜひ、今週、たった一つでいいので、「日本式」原則をあなたの生活に実装(インプリメント)してみませんか?
どちらか、ピンと来た方を選んでみてください。
プランA:「腹八分目(Hara Hachi Bun Me)」を試す
今週、あなたの家の中で「一番ストレスな場所」を一つだけ決めてください。
(例:冷蔵庫の野菜室、洗面所のタオル入れ、あなたのカバンの中)
そこに入っているモノを見直し、「8割」の量にしてみませんか?
「2割の余白」が生まれた時、あなたの心に、どんな変化があるか、観察してみてください。
…あるいは、スケジュール帳。今週の土曜日の午後、あえて「何もしない」という「2割の余白」を書き込んでみてください。その時間をどう過ごすか、ではなく、「余白がある」という感覚を味わってみてください。
プランB:「一汁一菜(Ichiju Issai)」を試す
今週、あなたが「一番忙しい日(例えば水曜日とか?)」の夜ご飯を、「一汁一菜デー」にしてみませんか?
品数を減らすことに、罪悪感を感じる必要はありません。
その代わり、浮いた「20分」で、子供といつもより長く絵本を読むとか、パートナーと「今日どうだった?」とゆっくりお茶を飲むとか。
「時短」で手に入れたかった「本当の時間」を味わってみてください。
このブログは、海外で頑張る皆さんにとっての「完璧な答え」ではありません。
むしろ、日本の片隅で、同じように悩み、葛藤し、でもなんとか「心の平穏」を見つけようと奮闘している、「主婦仲間」からの、長〜い手紙のようなものです。
あなたの「Sustainable Serenity」の旅は、あなたのものです。
「完璧」じゃなくていい。
「人と比べ」なくていい。
もし、あなたが日々の忙しさに飲み込まれそうになった時、
「ああ、そういえば、日本にも、同じようにバタバタしてる主婦(アキ)がいたな」
「今日は『腹八分目』でいっか」
と、少しでも肩の力を抜くきっかけになれたら、それ以上に嬉しいことはありません。
あなたの「Minimalist Motherhood Journey」を、日本のキッチンから、心から応援しています!
最後まで読んでくれて、本当にありがとうございました!

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