はじめに – 「もったいない」は、ケチじゃない。お財布と心に効く日本の知恵
こんにちは!ブログ「[ここにブログ名やあなたの名前が入ります]」の[名前]です。
日本から、日々の暮らしのあれこれを綴っています。海外で暮らしている皆さん、毎日お疲れさまです!新しい土地での生活、楽しさもたくさんあるけれど、文化の違いや日々のやりくりで「ふぅ」と一息つきたくなることもありますよね。そして、日本に興味を持ってこのブログを読んでくださっている海外の皆さん、ようこそ!
最近、世界中でモノの値段が上がっているってニュースでよく聞きます。皆さんがお住まいの地域はいかがですか?
ここ日本でも、スーパーに行くと「あれ、お菓子、小さくなった?」「野菜、ちょっと前より高くない?」なんて、お財布のヒモを握る主婦としては、日々ため息をつきたくなる瞬間が増えました(笑)。
こういう時代だからこそ、「節約しなきゃ!」って焦る気持ち、すごくよくわかります。
でも、「節約」って、なんだか「我慢(Gaman)」とか「切り詰める」みたいな、ちょっとネガティブで苦しいイメージ、ありませんか?
もちろん、無駄遣いを減らすことは大切。
でも、ただ我慢するだけの節約って、心がギスギスしちゃう。せっかく稼いだ(あるいはパートナーが稼いでくれた)大切なお金なのに、使うたびに罪悪感を覚えたり、我慢の反動でドカンと衝動買いしてしまったり…。それじゃあ、本末転倒ですよね。
そんな時、私たち日本人の心に、昔から(それこそ、おばあちゃんやお母さんから)染み付いている“ある言葉”を思い出すんです。
それは、**「もったいない(Mottainai)」**という感覚です。
海外の方には、この「Mottainai」を「Wasteful(無駄)」と訳すことが多いかもしれません。でも、日本の主婦(そして多くの日本人)が感じる「もったいない」は、単なる「無駄」への批判や「ケチ(Stingy)」とは、ちょっとニュアンスが違うんです。
たとえば、ご飯粒を最後の一粒まで食べなかった時。
まだ使えるモノを簡単に捨てようとした時。
電気がつけっぱなしだった時。
おばあちゃんから「もったいない!」って、ちょっと怖い顔で言われた(笑)、そんな記憶がある人も多いはず。
この「もったいない」の根底にあるのは、モノに対する「感謝とリスペクト」だと思うんです。
このお米一粒だって、農家の人が時間をかけて作ってくれた。この野菜だって、太陽と水と人の手がかかっている。この服だって、デザインした人、縫った人、運んだ人、たくさんの人が関わっている。
それを、価値がなくなるまで使い切らずに捨てるのは、そのモノの「命」や「背景にあるストーリー」に対して「申し訳ない」し、「失礼」だ。
「もったいない」とは、モノを単なる「消費物」としてではなく、**「価値ある資源」「縁あって私のところに来てくれたもの」として尊重する、日本的なアニミズム(万物に魂が宿るという考え方)にも似た、とてもスピリチュアルで温かい「心のあり方」**なんじゃないかな、と私は思っています。
だから、「もったいない」を実践することは、「ケチだから」ではなく、「大切にしたいから」なんです。
そして、ここからが本題。
この「もったいない」精神って、実はお財布、つまり**「家計管理」にも、ものすごく効く**んです。
「お財布の生きがい(Ikigai for Your Wallet)」なんて大げさなタイトルをつけましたが、これはまさに私が最近感じていること。
私たちは毎日、たくさんの「消費」をしています。
スーパーでの食材選び、ネットショッピングでのクリック、毎月引き落とされるサブスクリプション(動画配信とか、アプリとか)。
その一つ一つに対して、「これは本当に必要?」と問いかける。
それは、単に「お金を減らしたくないから」という守りの姿勢じゃなくて、
「このお金を使うことで、私の心は本当に豊かになる?」
「このモノは、私に『ときめき』をくれる?」
そう、あの大ヒットした「こんまり(KonMari)」こと近藤麻理恵さんの「ときめき」です。
彼女は「モノ」を片付けるときに、そのモノが自分を「ときめかせるか」を基準にしましたよね。
私は、この「こんまりメソッド」って、家計にも応用できると思うんです。
私たちは、いつの間にか「家計」という名のクローゼットに、たくさんの「不要なモノ」を溜め込んでいないでしょうか?
- 「安いから」という理由だけで買ったけど、結局使いこなせていない食材や調味料。
- 「便利そう」と契約したけど、実はあまり見ていない動画配信サービス。
- 「みんな持ってるから」と買ったけど、心がときめかない服やカバン。
これらって、物理的な「モノ」ではないけれど、家計のクローゼット(=銀行口座やカード明細)をゴチャゴチャにさせている「金融的なガラクタ」かもしれません。
そして、これらの「ガラクタ」を買ってしまった時、後からレシートを見て「あーあ、また無駄遣いしちゃった…」って思いますよね。
それって、つまり「もったいないことしたな」ってことなんです。
自分のお金を、自分を幸せにしないもの(ときめかないもの)に使ってしまった。そのお金で、もっと自分がときめく体験(美味しいコーヒーを一杯飲むとか、家族と旅行に行くとか)ができたかもしれないのに…。
そう考えると、「もったいない」という感覚は、
「自分の大切なお金(=時間や労働力の結晶)を、本当に価値あるもの、自分をときめかせてくれるものだけに使いましょうね」
という、お財布を守るための「羅針盤」になってくれるんです。
このブログでは、高価なブランド品を買うことではなく、かといって過度な我慢を強いる「節約術」でもない、**「日本的な感覚(Mottainai)」と「戦略的な買い物(Seasonal & Local)」、そして「ときめき(KonMari)」を融合させた、心豊かな「消費術」**について、私の実体験(失敗談もたくさん!笑)を交えながらお話ししていきたいと思っています。
モノの値段が上がる今だからこそ、私たち主婦の出番!
「もったいない」の知恵を使って、お財布も心も「ときめき」で満たしていく。
そんな「お財布の生きがい」を、一緒に見つけてみませんか?
「もったいない」の具体的な実践:食費編 – 旬とローカルと「使い切り」の哲学
「起」の記事では、「もったいない」っていうのは、単なるケチや我慢じゃなくて、モノへの感謝やリスペクトであり、お財布と心を豊かにする「羅針盤」なんだよ〜、というお話をしました。
さて、今日はその「もったいない」精神を、私たち主婦の(ある意味、最大の戦場である)**「食費」**というフィールドで、どう具体的に実践しているか、私のリアルな買い物の様子や冷蔵庫事情(笑)も交えてお話ししたいと思います。
家計簿をつけている方ならわかると思うんですが、「食費」って、頑張れば減らせるけど、ちょっと気を抜くとすぐに膨れ上がっちゃう、厄介だけどすごく「やりがい」のある項目ですよね。
私は「もったいない」精神を食費に活かす上で、大事にしていることが3つあります。
それは、フックにもあった**「旬(Seasonal)」「地元(Local)」そして「使い回し(Versatile)」**です。
1. 「旬」を追いかければ、お財布も体も喜ぶ
皆さんがお住まいの国のスーパーって、どんな感じですか?
私が以前、短期で海外にいた時、スーパーに行って驚いたのは、一年中トマトが真っ赤で、いつでもブドウが手に入ることでした。それはそれで、すごく便利!
でも、日本のスーパー(特に八百屋さん)は、もっと「季節」がドーン!と前面に出ている気がします。
春になれば、入り口の一番目立つところにタケノコや菜の花、新じゃがが並びます。
夏は、きゅうりやナス、トマトが山積みになって、「さあ、今日も冷やし中華かい?」と語りかけてくるよう(笑)。
秋はキノコ類とサツマイモ、冬は白菜と大根が「鍋にしてくれ!」と言わんばかりに鎮座しています。
なぜ、こんなに「旬」をアピールするのか?
それはもちろん、「旬」のものが一番**「安くて、美味しくて、栄養価が高い」**から。
考えてみれば当たり前ですよね。
その野菜や果物が、一番育ちやすい気候(自然のサイクル)の中で、太陽の光をたっぷり浴びて、無理なく(=余計なハウス栽培の燃料費や管理費をかけず)育ったもの。それが「旬」。
だから、安いんです。
そして、一番美味しい時期だから、シンプルな味付けで十分満足できる。
トマトが大好きな私ですが、真冬に高い(そして味が薄い…)トマトを無理して買うことは、ほとんどありません。
「今は美味しくない時期だから、無理して食べなくてもいいや。その分、冬に美味しい白菜やほうれん草をたっぷり食べよう」
そう考えるんです。
これって、**自然のサイクルに対する「もったいない」**でもあると思うんです。
自然が「今はこれだよ!」と差し出してくれている恵みを、ありがたくいただく。
逆に、自然が「今は休ませて」と言っている時期に、無理やり作られたものを高いお金で買うのは、なんだか自然の力も、自分のお金も「もったいない」気がして。
だから、私のスーパーでの買い物は、まず「今、一番安くて美味しそうな旬のものは何か?」を探すところから始まります。
「今日は〇〇を作ろう」とガチガチにメニューを決めていくのではなく、「あ、今日は大根が安い!じゃあ、今夜はふろふき大根にしようかな」と、スーパーで「旬」と相談しながら決める。
その方が、結果的に食費も抑えられるし、何より「ああ、季節のものを食べたな」という心の満足感がすごく高いんです。これは、我慢の節約とは正反対の、「豊かな消費」だと感じています。
2. 「地元(ローカル)」を選ぶ、ささやかなプライド
もう一つ、私が(特に野菜で)意識しているのが、「地元産」を選ぶことです。
日本のスーパーにはよく「産直コーナー」とか、「地元〇〇県の野菜」というポップがついています。
同じほうれん草でも、遠くの県から運ばれてきたものと、車で1時間の距離にある隣町から来たものがあれば、私は迷わず後者を選びます。
理由は、まず「新鮮」だから。
移動距離(フードマイレージって言いますよね)が短いほど、採れてから食卓に並ぶまでの時間が短い。当たり前だけど、野菜は新鮮な方が美味しい!
そしてもう一つの理由が、ここでも「もったいない」精神です。
遠くから運んでくるということは、それだけたくさんのガソリン(エネルギー)と、運転手さんの労働力を使っているということ。
近くに同じものがあるのに、わざわざ遠くから運ばれてきたものを選ぶのは、なんだかそのエネルギーが「もったいない」気がするんです。
もちろん、バナナやコーヒーみたいに、日本では作れないもの(あるいは作りにくいもの)は別ですよ!それは、海外の生産者さんに大感謝して、ありがたくいただきます。
でも、「ここで採れるもの」なら、できるだけ近くのものを選ぶ。
それは、地元農家さんへの応援にもなるし、輸送エネルギーを無駄にしない(ちょっとだけ地球に優しい)選択でもある。
そして何より、新鮮で美味しいものが手に入る。
お財布にも、体にも、そして(ちょっと大げさかもしれないけど)地球にも優しい。
「地元産」を選ぶって、そんな「三方よし」な選択だと思っています。
3. 「使い回し(Versatile)」食材こそ、主婦の味方
さて、「旬」と「地元」で賢く食材を選んだら、次なるミッションは**「使い切る」**ことです。
ここで「もったいない」精神がフル稼働します(笑)。
私、昔は「〇〇専用調味料」とか、「エスニック料理セット」みたいな、「それを作るためだけ」の食材を買って、冷蔵庫の奥で化石化させてしまう常習犯でした…。
「あ、この間買ったナンプラー、どこいったっけ…あ、賞味期限切れてる…もったいない…」
この罪悪感、経験ありませんか?(私だけじゃないはず!)
この「〇〇専用」という食材や調味料は、一見便利そうに見えて、実は「使い切れないリスク」がすごく高い。「ときめかない」どころか、最終的に罪悪感を生む「金融的ガラクタ」になりやすいんです。
だから、私がいつも冷蔵庫に常備しているのは、とにかく「使い回しが効く(Versatile)」食材たち。
日本の「使い回し」四天王を勝手に決めるとしたら、
「大根」「白菜(冬)」「キャベツ(春・夏)」「豆腐」「卵」あたりでしょうか。
(あ、5人になっちゃった・笑)
大根一本あれば、
- 上の緑の部分は、葉っぱをごま油で炒めて「ふりかけ」に。
- 真ん中の太いところは、煮物(ふろふき大根)や「おでん」に。
- 下の辛い部分は、すりおろして「大根おろし」にして焼き魚に添える。
- 皮だって、捨てません!きんぴらにしたり、お漬物にしたり。
これぞ、「もったいない」精神の極み!
一つの食材の「命」を、文字通り「全部」いただく。
これは、別に「節約のため」と歯を食いしばってやっているわけじゃないんです。
「この大根さんを、どうやって美味しく食べ尽くしてあげようか」って考えるのが、なんだかパズルみたいで楽しい(笑)。
そして、「使い切った!」という時の達成感。
冷蔵庫がスッキリと空になっていく気持ちよさ。
食材がゴミ箱ではなく、ちゃんと家族の栄養になってくれた、という満足感。
「旬」を選び、「地元」を応援し、「使い切る」。
このサイクルを回していると、食費が劇的に「減る」というよりは、「安定」してきます。そして何より、食卓が「豊か」になります。
高い輸入食材や加工品で食卓を飾るのではなく、その季節にしか食べられない、シンプルだけど滋味深い料理が並ぶ。
食材への感謝が生まれる。
「もったいない」から始めた食費管理は、私にとって、単なる家計術ではなく、**「季節と共に生きる」「命をいただく」という、ちょっと大げさな「人生術」**のようにもなってきたんです。
もちろん、たまにはジャンクフードも食べるし、便利な「〇〇の素」に頼る日もありますよ!人間だもの(笑)。
でも、基本の軸に「もったいない」があれば、ちょっと道がそれても、また豊かな食卓に戻ってこられる。そんな安心感があります。
さて、食費という「変動費」のお話をしてきましたが、実は家計にはもっと手強い相手がいますよね。
そう、毎月黙って引き落とされていく「固定費」や「サブスクリプション」…。
次回は、この「見えないガラクタ」に、「こんまり」メソッドでどう立ち向かうか、というお話をしたいと思います。
「こんまり」式をお財布に:固定費とサブスク、衝動買いの「断捨離」
「承」の記事では、日々の「食費」という、いわば“目に見える敵”とどう向き合うか、私の「旬」「地元」「使い切り」という「もったいない」流の戦い方(笑)をお話ししました。
旬の野菜をありがたくいただく。
地元産で新鮮さと輸送エネルギーの「もったいない」を回避する。
大根一本を皮まで使い切る。
こういう日々の小さな達成感って、確実にお財布と心を満たしてくれるんですよね。
…でも!
ちょっと待ってください。
あんなに頑張って、大根の皮できんぴら作って(仮に)100円浮かせた!と喜んでいるその裏で。
「今月、一回も行ってないジムの会費」8,000円、払ってませんか?
「無料期間終わってるの気づかなかった」動画サービスの月額料」1,500円、引き落とされてませんか?
「ストレス発散!」と深夜にポチった、よく考えたら似たような服」15,000円、カードで払ってませんか?
…はい、これ、全部過去の私です(白目)。
怖いですよね。
あんなにスーパーで「こっちの卵の方が10円安い!」とか「この大根は見切り品でイケる!」とか、10円、20円単位で「もったいない」精神を発揮してシノギを削っているのに。
その努力を、一瞬で、あるいは「無意識」のうちに吹き飛ばしてしまう、もっと巨大な「もったいない」が家計に潜んでいるんです。
変動費(食費や日用品)を「攻め」の節約とするなら、固定費や無意識の出費は「守り」の節約。
そして、家計管理において、**本当にインパクトが大きいのは、間違いなく「守り」**の方です。
でも、この「守り」が厄介なんですよね。
だって、「毎月のことだから」「便利だから」と、一度契約したら最後、なかなか見直すキッカケがない。
それはまるで、クローゼットの奥の奥に突っ込まれて、存在すら忘れられた「開かずのダンボール箱」。
さあ、皆さん。
ここで、あのお片付けのカリスマ、こんまり(近藤麻理恵)さんの出番です。
「起」の記事でも少し触れましたが、この「こんまりメソッド」こそ、家計の「見えないガラクタ」を一掃する最強の武器だと、私は信じています。
こんまりメソッドの真髄は、「ときめくモノだけを残す」でしたよね。
これを、家計に応用するんです。
**「私を『ときめかせる』支払いだけを残す」**と。
ステップ1:まずは全部出す(=把握する)
片付けの第一歩は、そのカテゴリーのものを「全部出す」こと。
家計も同じです。
まずは、自分(あるいは家計)が「毎月」「毎年」何にいくら払っているのか、**全部書き出して「見える化」**します。
銀行の通帳、クレジットカードの明細、スマホの契約画面…
あらゆる場所から「自分のお財布から勝手に出ていっているお金」を、一つの紙やエクセルに書き出してみてください。
- 家賃(住宅ローン)
- 水道光熱費
- 通信費(スマホ、ネット回線)
- 保険料(生命保険、医療保険、火災保険、自動車保険…)
- サブスクリプション(動画、音楽、ニュース、アプリ、ジム、オンラインサロン、食材宅配、花の定期便…)
- 各種ローン、奨学金の返済
- 習い事、子どもの塾代
どうですか?
書き出してみて、ゾッとしませんか?(私はしました)
「え、こんなに払ってたの?」「この〇〇サービスって何だっけ?」
もうこの時点で、十分「もったいない」オバケが出てきそうです。
ステップ2:一つずつ手に取り、問いかける
全部出したら、今度はその項目を一つずつ、こんまりさん流に「手に取って」見つめます。
そして、問いかけるんです。
「この支払いは、私(たち家族)を、今、ときめかせてくれていますか?」
「安いから」「お得だから」じゃありません。
「(契約した当時は)ときめいたから」でもありません。
「今、現在」ときめいているか、です。
<サブスクリプションの断捨離>
一番やりやすいのが「サブスク」です。
私も以前は「サブスク長者」でした(笑)。NetflixもHuluもAmazonプライムも、音楽はSpotify、雑誌も読み放題…。
でも、冷静に「今月、全部見た?」と聞かれたら、見てない。
「無料期間だから」と入って、解約を忘れていたものもありました。
これって、クローゼットで眠っている「いつか着るかもしれない高かった服」と全く同じ構造です。
「いつか見るかも」のために、毎月チャリンチャリンとお金を払い続ける。
これほど「もったいない」ことはありません。
私は、思い切って「ときめかない」サブスクをバッサリ解約しました。
動画は一番見ている一つだけ残す。音楽も一つだけ。
それだけで、毎月5,000円近く浮きました。
年間6万円です。
6万円あれば、家族でちょっと良いレストランで食事ができます。そっちの方が、よっぽど「ときめく」使い方だと思いませんか?
<固定費の見直し>
もっと手強いのが、スマホ代や保険料などの「ザ・固定費」。
「まあ、こんなもんだろう」と諦めていませんか?
でも、これも「ときめき」でチェックします。
「この通信会社、通信速度やサービスに満足してる?ときめいてる?」
→してないなら、もっと安くて快適な会社(格安SIMとか)に乗り換える。
「この保険、本当に必要?入った時の『安心感』は今もある?(=ときめいてる?)」
→家族構成も変わったし、こんなに手厚くなくてもいいかも。今の自分に合ったプランに見直す。
面倒くさい?
ええ、めちゃくちゃ面倒くさいです!!(笑)
手続きとか、比較とか、本当に大変。
でも、食費の100円は「毎日の努力」が必要ですが、固定費の5,000円は「一回の見直し」で、来月も、再来月も、その先もずっと5,000円を浮かせ続けてくれるんです。
これぞ「お財布の生きがい」的、レバレッジの効いた家計術です。
ステップ3:「衝動買い」モンスターとどう戦うか
さて、固定費という「見えないガラクタ」を片付けたら、最後に立ちはだかるのが、私たちの心に住む「衝動買いモンスター」です。
ストレスが溜まった深夜のネットサーフィン。
「タイムセール!」「残りわずか!」「今なら送料無料!」
ああ、なんと甘美な響きでしょう…。ポチッ。
翌日、「なんであんなもの買ったんだろう…」と我に返る。
これもまた、「もったいない」の極み。
衝動買いの時に感じる「ときめき」は、こんまりさんの言う「人生を豊かにする本質的なときめき」とは似て非なるもの。「一瞬の快楽(ドーパミン)」です。
その一瞬の快楽のために、私たちは大切なお金を「もったいない」使い方をしてしまう。
このモンスターと戦うために、私は「もったいない思考の防壁」を築くことにしました。
防壁1:「24時間カートで寝かせる」の術
「欲しい!」と思っても、即ポチらない。絶対に。
まず「お気に入り」か「カート」に入れます。そして、一晩(できれば3日)寝かせます。
不思議なもので、翌朝冷静な頭で見ると、「あれ、なんでこれ欲しかったんだっけ?」となることが8割です(笑)。
防壁2:「家にあるアレ、もったいなくない?」の術
「新しいワンピース、可愛い!」と思ったら、すぐにクローゼットを開けて、似たようなワンピースがいないか確認します。
「ああ、あなた(似た服)がいるのに、新しい子を迎えたら、あなたの出番がなくなって『もったいない』よね…」と、今あるモノの「もったいない」を先に考える。
防壁3:「『安いから』は、買わない理由」の術
これはもう、哲学です。
「安いから」という理由で手に入れたモノは、結局「安いなり」の扱いしかせず、大切にしないことが多い。
大切にされないモノは、すぐにガラクタになります。
ガラクタを買うことほど、「もったいない」ことはありません。
買う理由は「安いから」ではなく、「本当に必要で、心からときめくから」。これだけです。
「食費」という変動費を「もったいない」で管理すること(承)。
そして、「固定費」や「衝動買い」という無意識の出費を、「こんまり」メソッドで断捨離すること(転)。
この二つを実行すると、家計のクローゼットは、驚くほどスッキリと風通しが良くなります。
不要なモノ(=不要な支払い)がなくなり、「本当に大切なモノ(=本当に価値を感じる支払い)」だけが残る。
すると、どうなるか。
今まで「ガラクタ」に消えていたお金が、手元に残るようになります。
そして初めて、「あれ、私、この浮いたお金で何がしたかったんだっけ?」と、自分のお金の「本当の使い道」、つまり「お財布の生きがい」と向き合うステージがやってくるのです。
次回(結)は、こうしてスッキリさせたお財布と心で、じゃあ私たちは「何に」お金を使えば、人生がもっと豊かになるのか。
「もったいない」の先にある、「最高にときめく」お金の使い方について、一緒に考えていきたいと思います。
「お財布の生きがい」を見つける:私たちのお金は、何に「ときめく」か
ここまで、長い長い(笑)私の家計術、いえ「もったいない」哲学にお付き合いいただき、本当にありがとうございます!
**「起」**では、「もったいない」は「ケチ」ではなく、モノへの感謝(リスペクト)であり、お財布と心の羅針盤になるよ、というお話をしました。
**「承」**では、食費を例にとり、「旬」「地元」「使い切り」という、自然のサイクルと食材の命に感謝する具体的なアクションを見てきました。
そして**「転」**では、家計の“魔境”である固定費、サブスク、そして衝動買いモンスター(笑)に、「こんまり」式「ときめき」断捨離で立ち向かいました。
さて。
「もったいない」精神で日々の無駄を見直し、「ときめき」基準で家計のガラクタを徹底的に断捨離する。
これを実践すると、何が起こると思いますか?
まず、通帳やカード明細が、めちゃくちゃ「スッキリ」します。
クローゼットが片付いた時と同じ、あの清々しい感覚!
「何にいくら使っているか」が明確になり、謎の引き落としにモヤモヤすることがなくなります。
そして、何より嬉しいのが、家計に「余白(よはく)」が生まれることです。
ここで言う「余白」とは、単に「貯金が増える」ということだけではありません。
もちろん、物理的にお金が残る(=貯金できる)ようになるのは、大きな成果です。生活の安心感が格段に上がりますよね。
でも、私が「余白」と呼びたいのは、それ以上に**「心の余裕」**のことなんです。
家計がスッキリすると、「ああ、また無駄遣いしちゃった…」「今月も赤字かも…」という、お金に対するネガティブな「罪悪感」や「不安」から解放されます。
「もったいない」や「こんまり」で家計を片付けた先にあるのは、
「私、ちゃんとお金を管理できてる」
「私は、無駄なものじゃなく、大切なものにお金を使えてる」
という、静かな「自信」と「自己肯定感」なんです。
さあ、ここからが、このブログで一番お伝えしたかった「結論」です。
私たちは、家計に「余白」を作るために、ここまで頑張ってきました。
では、その手に入れた「お金」と「心の余白」を、私たちは一体、何に使えばいいのでしょうか?
ただ貯金通帳の数字が増えるのを眺めているだけ…?
もちろんそれも一つの安心ですが、なんだか味気ない。それでは「ときめき」ませんよね。
「転」でサブスクを解約し、衝動買いを我慢しました。
その「我慢」が、ただの「苦行」で終わってしまったら、それこそ「もったいない」。
人生、我慢するために生きてるわけじゃないんですから!
私たちが目指してきたのは、「Mindful Consumption: Ikigai for Your Wallet」、つまり**「お財布の生きがい」**を見つけることでした。
「生きがい(Ikigai)」とは、自分の「好きなこと」や「得意なこと」が「人の役に立つこと」と重なり合う、人生の喜びや目的のこと、なんて言われます。
これを「お財布」で考えるなら?
私は、「自分(たち家族)が本当に『ときめく』ものに、感謝して、堂々とお金を使うこと」、そして、そのお金が「誰かを幸せにし、巡り巡って自分の幸せにもなる」こと、それが「お財布の生きがい」なんじゃないかと思うんです。
「もったいない」で無駄な消費を「やめた」。
だからこそ、本当に価値あるものに「使う」ことができる。
この「使う」ことこそが、私たちの消費術の「本番」です。
では、具体的に「何に」使えば、私たちは最高に「ときめく」のでしょうか。
1.「安物買いの銭失い」の逆を行く。「一生モノ」への投資。
「もったいない」精神って、突き詰めると「安いものを買う」こととイコールではありません。
むしろ、逆のことが多い。
「安いから」という理由だけで買った服や食器。
(かつての私です)
安かったから、扱いも雑になり、すぐに飽きたり壊れたりして、結局捨てることになる。
これって、お金も、モノも、それを作った人のエネルギーも、全部「もったいない」ですよね。
「転」で安い衝動買いをやめた私たちは、その予算を「本当に欲しいもの」に回すことができます。
例えば、1,000円のTシャツを5枚、雑に買っては捨てる、のをやめる。
その代わり、本当に着心地が良くて、デザインが大好きで、大切に作られた(ちょっと高い)5,000円のTシャツを1枚だけ買う。
そして、それを「もったいない」から大切に、シミをつけないように、手洗いして、何年も着る。
こっちの方が、どれだけ「ときめく」お買い物が、お分かりでしょうか?
100円ショップの食器をたくさん買う代わりに、地元の作家さんが作った、手にしっくり馴染むお茶碗を一つ買う。
毎日、そのお茶碗でご飯を食べるたびに、小さな幸せを感じる。
「もったいない」精神は、「買うな」と言っているんじゃありません。
**「どうせ買うなら、最高に『ときめく』ものを、感謝して、大切に、最後まで使い切りなさい」**と、私たちの背中を押してくれているんです。
2.モノより「思い出」。「コト消費」こそ、もったいなくない。
固定費を見直して、毎月1万円浮いたとします。
年間12万円。
この「余白」で、何をしますか?
もちろん、ちょっと良い服やバッグを買うのも「ときめき」です。
でも、私がそれ以上に「お財布の生きがい」を感じるのは、**「体験(コト消費)」**にお金を使う時です。
家族との旅行。
友達との美味しい食事。
ずっと見たかった舞台やコンサート。
モノは、いつか壊れたり、古くなったり、飽きたりします。
でも、体験(コト)から得られた「感動」や「思い出」は、誰にも盗まれないし、古びることもない。
それどころか、時間が経つほどに、記憶の中で熟成されて、私たちを支える「温かいエネルギー」になってくれます。
「あそこの温泉、最高だったね」
「あの時食べたパスタ、美味しかったね」
そうやって、家族や友人と何度も反芻(はんすう)できる「思い出」にこそ、私たちはお金を使うべきなんじゃないでしょうか。
無駄なサブスクや衝動買いに消えていたお金が、家族の笑顔や感動に変わる。
これぞ「お財布の生きがい」だと思いませんか?
3.明日の自分を「ときめかせる」。「自己投資」と「他者投資」
そして、最後の「ときめく」お金の使い道。
それは、「自分」と「自分以外」への投資です。
「もったいない」で時間とお金に「余白」ができたら、今まで「忙しいから」「お金がないから」と諦めていた「学び」を始めてみるのはどうでしょう。
英会話でも、料理教室でも、資格の勉強でも。
それは、未来の自分を「ときめかせる」ための、最高の「自己投資」です。
この投資は、誰にも「もったいない」とは言わせません(笑)。
そして、「他者投資」。
これは、プレゼントや寄付、あるいは困っている友人をご飯に誘うこと、でもいいかもしれません。
自分の「余白」を、ほんの少し、自分以外の誰かの「ときめき」のために使ってみる。
私たちが「もったいない」と「こんまり」で節約したお金は、「我慢」のお金じゃありません。
「より良く生きるために、戦略的に生み出した『余白』」です。
だから、そのお金で誰かにプレゼントを買う時も、「ああ、もったいないな」とは感じないはず。
「喜んでくれるといいな」という、温かい気持ちで使えるはずです。

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