To-Doリストの呪縛と、「時間がない!」の正体
(文字数:約3000文字)
海外で暮らす皆さん、こんにちは!
日本で二人の子育てに奮闘中の主婦、サキです。
こちらのブログに遊びに来てくれて、ありがとうございます。
突然ですが、皆さん。
毎日、口癖のように「あ〜、時間がない!」って言っていませんか?
私は、叫んでました。ついこの間まで、毎日(笑)
朝、まだ薄暗い中、スマホのアラームと子供の「ママ、起きて〜」の二重奏で叩き起こされる。
寝ぼけ眼でキッチンに立ち、朝ごはんと夫のお弁当、ついでに子供の(給食ありがたい!)水筒準備を同時進行。
洗濯機を回しながら、リビングに散らかった昨夜のおもちゃを片付け、子供の「今日の靴下、あれがいい!」というリクエストに応え(大抵すぐ出てこない)、ゴミをまとめ…。
「いってらっしゃーい!」と家族を送り出した瞬間に、ドッと椅子に座り込む。
でも、息つく暇なんて一瞬。
回し終わった洗濯物、山積みの洗い物、掃除機、買い出し…。
海外で暮らす皆さんは、これに加えて、日本とは勝手の違う役所の手続き、言葉の壁、もしかしたら時差のある日本の家族との連絡、日本食材を探し回る苦労…なんていう、私には想像できないタスクも抱えていらっしゃるんですよね。本当に、毎日お疲れ様です。
To-Doリストが私を追い詰めた日々
私も、この「時間がない」病を克服しようと、色々試行錯誤してきました。
世間で「デキる人」がやってると聞けば、すぐに飛びつきました。
その代表格が、「To-Doリスト(やることリスト)」。
最初は、すごく画期的に思えたんです。
頭の中にある「やらなきゃいけないこと」を全部書き出す。
- □ 牛乳と卵を買う
- □ 銀行で記帳(いまだに紙…)
- □ 子供の体操服にゼッケン縫い付け
- □ 〇〇さんにお礼の連絡(LINE)
- □ 町内会の回覧板を回す
- □ 週末の作り置き仕込み
- □ 読み聞かせ絵本を図書館で借りる
手帳や付箋に書き出すと、なんだか頭がスッキリする。
「よし、私、ちゃんと管理できてる!」って。
そして、終わったタスクを線で消す瞬間の、あの快感(笑)「やったぞー!」みたいな。
でも…いつからか、このTo-Doリストが、逆に私を追い詰める存在になっていったんです。
まず、リストが長すぎる。
日本の主婦って、なんでこんなにやることが細かいんでしょう。
学校からの連絡プリントは毎日来るし、町内会やPTAの「ちょっとしたお願い」も頻繁。季節の行事(お節句とか、七五三とか)の準備もある。
リストが長すぎて、朝それを見た瞬間に、もうお腹いっぱい。「どれから手をつければ…」って固まってしまうんです。
次に、リストを消化することが「目的」になってしまうこと。
「今日はリストの10個中8個も消せた!私えらい!」
そう思うのはいいんですが、ふと気づくと、「リストにはないけど、本当はやりたかったこと」が、全部後回しになっていました。
例えば、子供が「ママ、これ見て!」って粘土細工を持ってきた時。
心の中では(あぁ、今、銀行振込の期限が…リストを消さなきゃ…)って焦ってる。
「すごいねー! あとでゆっくり見せてね」
そう言って、子供の目をちゃんと見ずに、パソコンやスマホに向き合ってしまう。
リストをこなす「作業」は進んだけど、一番大切にしたいはずの「子供と向き合う時間」や、「私自身がホッと一息つく時間」(大好きなコーヒーを、何も考えずに5分飲むとか)は、リストの一番最後に追いやられて、結局「明日でいっか」になる。
そして、To-Doリスト信者にとって最大の敵。
それは**「割り込みタスク」**です。
リスト通りに完璧に進めよう!と思った矢先に鳴り響く、学校からの電話。
「〇〇くん(息子)、給食中に牛乳こぼしちゃって…お着替え持ってこられますか?」
はい、終了〜(白目)
夫からの「ごめん、今日急な飲み会になった!夕飯いらない!」
(え、もうハンバーグこねちゃったよ…)
こういう「リストにない緊急事態」が起きると、私の完璧なはずだったTo-Doリストは一瞬で崩壊。
「あぁ、もう! 計画通りにいかない!」
イライラが募って、結局、一番被害を受けるのは家族。
「今忙しいんだから静かにして!」なんて、八つ当たりしちゃったり。
これって、本末転倒ですよね。
家族のために、暮らしをスムーズにするために始めた時間管理なのに、そのせいでイライラして、家族との関係がギクシャクするなんて。
「段取り」文化と「時間の彫刻」という考え方
日本には昔から「段取り八分(だんどりはちぶ)」という言葉があります。
物事を始める前に、いかに準備(段取り)をしっかりしておくかで、仕事の8割は決まる、という意味です。
日本の主婦の皆さんも、夕飯を作りながら明日の朝食の下ごしらえをしたり、週末に「作り置き」をしたり、無意識にこの「段取り」をやっていると思います。
この「段取り」文化、私はすごく合理的で好きなんです。
でも、To-Doリストに縛られていた時の私は、この「段取り」に「遊び」がなさすぎた。
ガチガチに固めすぎて、ちょっとした変化に対応できない、脆い計画になっていました。
「時間がない」んじゃない。
「時間に振り回されてる」だけなんだ。
このままじゃダメだ。
リストをこなすだけの毎日から抜け出したい。
もっと、心に余裕を持って、子供の「ママ、見て!」に笑顔で「わぁ、すごい!」って駆け寄れる私になりたい。
そう思って、時間術に関する本やブログを読み漁っていた時に、ある言葉に出会いました。
それが、「Strategic Time Sculpting(戦略的な時間の彫刻術)」。
「スカルプティング」=「彫刻」?
なんだか難しそう、って思いますよね。
でも、この「彫刻」っていう例えが、私にはすごくしっくり来たんです。
To-Doリストって、どっちかというと「積み木」だと思うんです。
「あれもやる」「これもやる」って、タスクをどんどん積み上げていくイメージ。
でも、積み上げすぎると、ちょっとした衝撃(割り込みタスク)でガラガラと崩れちゃう。
一方で「彫刻」は、逆。
まず「どんな暮らし(1日)にしたいか」という、理想の完成図がある。
(例えば、「子供と笑顔で話す時間」「自分がリラックスする時間」「家事がスムーズに進む時間」)
そして、大きな時間の塊(=石)から、「やらなくてもいいこと」「やめること」を大胆に削ぎ落としていく。
理想の形を浮かび上がらせるために、余計な部分を削る。
これって、日本の「もったいない」精神(無駄をなくす)や、「断捨離」の考え方にも似てる気がしませんか?
「時間術」っていうと、どうやってスキマ時間にタスクを詰め込むか、ってテクニック論になりがちだけど、「時間の彫刻術」は、まず「何を削るか」「何を残すか」っていう、自分の**価値観(人生観)**を問うところから始まるんです。
「私、本当にこのタスク、今日やる必要ある?」
「この時間は、何よりも子供の話を聞くために確保する!」
そうやって、自分の意思で時間をデザインしていく感覚。
じゃあ、具体的にどうやって、この「彫刻」をしていくの?
私もまだまだ練習中なんですが、最近、特に意識しているキーワードが3つあります。
一つは、「タイムブロック・ブリッツ」。
「ブリッツ」なんて物騒な(笑)言葉がついてますが、要は「時間割」です。
日本の小学校って、きっちり「1時間目:国語」「2時間目:算数」って決まってますよね。
あれの大人版・主婦版。
「9時〜10時は、掃除機と洗濯だけに集中する電撃タイム!」
「15時〜16時は、子供のおやつ&おしゃべりタイム(スマホ禁止!)」
みたいに、時間を「ブロック」で区切って、その時間は「それだけ」に集中する、というやり方。
二つ目は、「バッチ処理の輝き」。
「バッチ処理」もカタカナで難しそうですが、これは日本の主婦の得意技、「まとめ技」のこと。
週末に「作り置き」をまとめてやるみたいに、例えば「メールやLINEの返信」とか「学校のプリントチェック」みたいな細々した事務作業も、「火曜の午前中」とか「寝る前の15分」とか、時間を決めて「まとめて」片付けちゃう。
ダラダラやらない、って決めるんです。
そして三つ目が、「テクノロジーの活用」。
スマホや便利なアプリ。
日本って、学校の連絡が未だに紙だったり(笑)、妙にアナログな部分も根強いですが、使える文明の利器は賢く使わないと損ですよね。
ただ、SNSをダラダラ見るための道具じゃなくて、私たちの「彫刻」を手伝ってくれるパートナーとして、どう使いこなすか。
このブログでは、私が日本でのドタバタな主婦生活の中で、この「戦略的な時間の彫刻術」をどう実践しようとしているか、そのリアルな失敗談と、ちょっとしたコツをシェアしていきたいと思っています。
次回は、「承」として、この**「タイムブロック・ブリッツ(時間割術)」**について。
私が最初に作った「完璧すぎた時間割」が、いかにして秒速で崩壊したか(笑)という大失敗と、そこから学んだ「日本の主婦向け・崩れない時間割の作り方」について、詳しくお話ししますね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
完璧主義の私が陥った「タイムブロック・ブリッツ」の罠と、秒速で崩壊したあの日
(文字数:約3000文字)
皆さん、こんにちは!
日本で主婦をしているサキです。
前回の「起」の記事(To-Doリストの呪縛と、「時間がない!」の正体)は読んでいただけましたか?
「やらなきゃ」リストに追い詰められていた私が、新しく出会った「時間の彫刻術(タイムスカルプティング)」という考え方。
そして、その具体的なテクニックの一つとしてご紹介したのが、**「タイムブロック・ブリッツ(Time Block Blitz)」**でした。
「ブリッツ」なんて、なんだか「電撃戦!」みたいな勇ましい名前がついていますが、要は**「時間割」**のこと。
子供の頃の、あの懐かしい時間割。
「1時間目は国語、2時間目は算数…」
あれを、主婦の生活に当てはめてみよう!という試みです。
この考え方を知った時、私、正直「これだ!」って膝を打ちました。
なぜなら、To-Doリストと違って、「いつやるか」が明確だから。
「掃除」ってリストに書いてあるだけだと、「午前中にやろうかな」「いや、午後でもいっか」なんて先延ばしにしがち。
でも、「9時〜10時は、掃除タイム!」って決めてしまえば、迷う余地がない。
すごく合理的。これぞ日本の「段取り」文化の進化系じゃない?って。
完璧主義(だった)私が作った、鉄壁の時間割
私、何を隠そう、こういう「計画」を立てるのが大好きなんです。
(計画を「立てる」のが好きで、「実行する」のはまた別の話、というのはここだけの秘密…)
早速、私は気合を入れて、自分専用の「主婦の時間割」を作り始めました。
ノートを開いて、30分刻みのスケジュール表を作る。
そこに、理想のタスクをパズルのように当てはめていきました。
月曜日の午前中、こんな感じです。
- 8:30 家族を送り出す。即、洗濯機(2回目)を回す
- 8:40 〜 9:00 リビングのリセット(おもちゃ片付け、床のクイックルワイパー)
- 9:00 〜 9:30 掃除機タイム(全室)
- 9:30 〜 10:00 キッチン・水回りの集中掃除
- 10:00 〜 10:30 洗濯物干し(2回分)&たたむ
- 10:30 〜 10:45 コーヒーブレイク(←ちゃんと休憩も入れる私、えらい!)
- 10:45 〜 11:30 夕飯の下ごしらえ(野菜カット、肉の下味つけ)
- 11:30 〜 12:00 お昼ごはん準備&食べる
- 12:00 〜 12:30 ネットスーパーで食材発注
- 12:30 〜 13:00 事務作業(学校のプリントチェック、LINE返信)
…どうです?
我ながら、完璧な流れだと思いました。
無駄がない。テキパキ動く「デキる主婦」の姿が目に浮かぶよう。
「これさえ守れば、午後は自分の時間が持てるかも!」
そんな淡い期待を胸に、私はこの「鉄壁の時間割」を実行に移したんです。
開始5分で鳴り響く、崩壊のベル
その日はやってきました。月曜日、午前8時半。
「よーし、タイムブロック・ブリッツ、スタート!」
私はストップウォッチ(スマホの)まで用意して、意気揚々とリビングの片付けを始めました。
「OK、8時39分。1分前倒しでクリア。次、掃除機!」
その時でした。
ピンポーン。
(え? 誰? この時間に…)
宅配便の予定は、今日の午後のはず。
恐る恐るインターホンに出ると、そこにはお隣の奥さんが。
「サキさ〜ん、ごめんなさい、ちょっといい? 町内会の回覧板なんだけど、ここの部分、書き方わかる?」
町内会の回覧板。
日本で暮らす主婦にとって、避けては通れない地域コミュニティの(ちょっと面倒な)お仕事です。
もちろん、「今、掃除機タイムなんで!」なんて言えるわけもなく。
「あ、はいはい、大丈夫ですよ〜」
玄関先で待たせるわけにもいかず、奥さんを招き入れて、一緒に書類とにらめっこ。
なんだかんだで世間話も弾んでしまい(それはそれで楽しいんですが)、お隣さんが帰って行ったのは、時計の針が9時10分を指す頃でした。
ガチガチの計画が、イライラを生み出す
さあ、大変。
私の「鉄壁の時間割」は、すでに開始40分にして、30分以上の遅れを出しています。
「9:00〜9:30の掃除機タイム」は丸ごと消滅。
「9:30〜10:00のキッチン掃除」の時間に、慌てて掃除機を引っ張り出す私。
ガーッと、ものすごい勢いで掃除機をかけながら、心の中は焦りでいっぱい。
(やばい、掃除機だけで9時半になっちゃう!)
(キッチン掃除、どうしよう…)
(あーもう、洗濯物干す時間も迫ってる!)
(いっそ、コーヒーブレイク(15分)を削るか…いや、それは私の癒しなのに!)
頭の中は、崩れたスケジュールをどう立て直すかの計算でグルグル。
To-Doリストの時と同じ、いや、時間制限がある分、それ以上に**「タスクに追われる」感覚**に陥っていました。
こうなると、もうダメ。
心に余裕がゼロなので、全てが「割り込み」に感じてイライラするんです。
(なんであの奥さん、今来たのよ…)
(あ、学校からメールだ…今は見ない! 後!)
(夫からLINE? 知らない! 夕飯のことでしょ! 今それどころじゃない!)
結局、その日の午前中は、スケジュールを「取り戻そう」と必死にもがいた結果、余計に疲れ果ててしまいました。
下ごしらえは中途半端。
自分のお昼ごはんは、キッチンで立ったままパンをかじるだけ。
そして、ぐったりとソファに座り込みながら、思ったんです。
「私、また失敗した…」
「時間割なんて、主婦には無理なんだ…」
「時間割」がダメなんじゃない。「作り方」がダメだった
でも、前回お話しした「時間の彫刻(スカルプティング)」という考え方を、もう一度思い出しました。
彫刻は、**「余計なものを削ぎ落とす」**こと。
私の作った、あの「鉄壁の時間割」。
あれは「彫刻」だったでしょうか?
違いますよね。
あれは、To-Doリストの時と同じ。
1日の時間という「箱」に、**タスクを隙間なく「詰め込んだ」**だけ。
パンパンに詰め込まれた箱は、ちょっとした衝撃(お隣さんの訪問)で、中身が全部飛び出してしまったんです。
日本の主婦の生活って、予測不可能な「割り込みタスク」の連続です。
子供の「ママ、見て!」
学校からの電話。
急な訪問者。
夫からの「今日、夕飯いらない」。
海外で暮らす皆さんなら、これに加えて、業者さんとの(時間が読めない)やり取りとか、ビザ関係の急な呼び出しとか、もっと突発的なことが多いかもしれません。
だとしたら。
私たちが作るべき「時間割」は、ガチガチの「鉄道ダイヤ」じゃダメなんだ。
ちょっとした遅れや割り込みがあっても、全体がストップしないような、「遊び」のある設計が必要だったんです。
「彫刻」とは、「余白」を作ること
そこで私は、時間割の作り方を根本的に変えました。
1. 「タスク」で区切るのをやめた
「9:00〜9:30 掃除機」みたいな、細かすぎる指定をやめました。
代わりに、**「9:00〜10:00 掃除タイム」**という、ざっくりした「テーマ」でブロックを取ることにしたんです。
この1時間は、掃除に関することなら何をやってもいい。
掃除機をかける日もあれば、水回りを徹底的に磨く日もある。
もし途中で電話が鳴っても、終わったら、また「掃除タイム」に戻ればいい。
タスクが終わらない焦りより、「この時間は掃除に充てる」という意識の方が、私には合っていました。
2. 「余白ブロック」という名の「何もしない時間」を、最初から彫り出す
これが、私にとって一番の「彫刻」でした。
日本人気質なのか、「もったいない精神」が邪魔をするのか、「予定のない時間」って、なんだかサボっているようで不安になりませんか?
でも、あえて、スケジュール表に「余白」と書き込むんです。
- 10:00 〜 10:30 【余白ブロック】
この時間は、何もしません。
…というのは嘘で(笑)、この時間が、あの日のお隣さんや、宅配便や、子供の「お腹すいたー!」を**吸収するための「バッファー」**になるんです。
何も起こらなければ、ラッキー。
前倒しで洗濯物を干してもいいし、本当にコーヒーを飲んでもいい。
何か「割り込み」が起きても、焦らない。
「大丈夫、そのための『余白』だから」って、心から思える。
この「余白」こそが、ガチガチの石(時間)から、美しい暮らし(理想の1日)を彫り出すために、あえて削り落とした部分なんです。
この「ざっくりテーマブロック」と「戦略的・余白ブロック」を取り入れてから、私のタイムブロック・ブリッツは、ようやく機能し始めました。
もちろん、今でも完璧にはいきません。
でも、前みたいに、計画が崩れただけでパニックになったり、家族に八つ当たりしたりすることは、格段に減りました。
さて、こうして「掃除タイム」「料理タイム」といった「大きなブロック」は、なんとかなりました。
でも、皆さん、思いませんか?
「じゃあ、学校のプリントチェックとか、LINEの返信とか、ネットスーパーでの注文とか…そういう細かくて、地味だけど、やらなきゃいけない作業は、いつやるの?」
そうなんです。
それらを「掃除タイム」の途中でやっちゃうと、集中力が途切れて、結局「ながら作業」の泥沼に逆戻り。
そこで登場するのが、「時間の彫刻術」その2。
「バッチ処理の輝き(Batching Brilliance)」…すなわち、日本の主婦の得意技、**「まとめ技」**です。
次回は、「転」として、この「チリツモ(塵も積もれば)タスク」を一網打尽にする、私の「まとめ技」について、詳しくお話ししたいと思います!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
集中力の泥棒は誰だ?「チリツモタスク」の一網打尽と、”即レス”の呪縛からの解放
(文字数:約3000文字)
皆さん、こんにちは!
日本でドタバタ主婦業にいそしむサキです。
前回の「承」の記事、読んでいただけましたか?
ガチガチの「鉄道ダイヤ」みたいな時間割を作って、開始5分で玉砕した私(笑)
その反省から、「タスク」ではなく「テーマ」で時間を区切る**「ざっくりテーマブロック」(例:「9時〜10時は掃除タイム」)と、割り込みタスクを吸収する「余白ブロック」**という、2つの「彫刻術」を編み出した、というお話をしました。
これで、掃除、料理、洗濯といった「大きな家事」のブロックは、なんとか回るようになってきたんです。
心にも、あの「余白」の分だけ、余裕が生まれました。
でも。
私の前には、まだ「ラスボス」が残っていたんです。
それは、大きなブロックには分類できない、細かくて、地味で、でも確実にやらなきゃいけないタスクたち。
私が密かに**「チリツモ・タスク」**(塵も積もれば山となる、の略です)と呼んでいる、彼らです。
- 子供が持って帰ってきた、学校からの大量の「お便り」(プリント)の処理
- PTAや習い事のグループLINEへの返信
- ネットスーパーでの日用品の発注
- 夫からの「次の週末、〇〇さんのところ行くから手土産よろしく」という雑な依頼
- 溜まってきた光熱費の振り込み(オンライン)
- 美容院や、子供の歯医者の予約電話
皆さん、これ、いつやってますか?
私の「集中力」を奪う、静かなる泥棒
以前の私は、ひどいものでした。
例えば、午前10時半。よーし、今から「料理タイム」だ!と意気込んで、野菜を切り始めたとします。
トントントン…と小気味よくネギを刻んでいると、ふと、キッチンのカウンターに置かれた「学校のお便り」が目に入る。
(あ、明日、息子の遠足で果物持たせるんだった)
(…忘れる前に、カレンダーに書いとこ)
そこで、いったん包丁を置き、手を洗い、リビングに行ってスマホを手に取る。
カレンダーアプリを開いて、「遠足・果物」と入力。
…ピコン♪
あ、〇〇さんからLINEだ。
(なんだろう? PTAの集まりの日程調整かな?)
LINEを開く。
「来月のランチ会、A店とB店どっちがいい?」
(うーん、どっちでもいいけど、B店はちょっと高いかな…でも即レスしないと…)
「B店、美味しそうだね! 私はどっちでも大丈夫だよ〜」
と返信。
…ピコン♪
今度は夫からだ。
「今日の夜、急だけどオンライン飲み会入ったわ。夕飯いらない」
(はぁ!?!? もう肉、解凍しちゃったよ!!)
イラっとしながら「了解」と返信。
…ふと我に返ると、時計は10時50分。
私はスマホを握りしめたままリビングに立ち尽くし、キッチンでは、刻みかけのネギがまな板の上で乾き始めていました。
たった1枚のお便りをきっかけに、私の「料理タイム」という神聖なブロックは、いとも簡単に侵食され、集中力はズタズタ。
「あぁ、もう! 何も進まない!」
これこそが、「チリツモ・タスク」の本当の怖さ。
一つ一つは5分もかからない。
でも、発生するタイミングがランダムすぎて、私たちの「集中力(フロー)」という一番大切な資源を、こっそり盗んでいく泥棒なんです。
「まとめ技」の輝き(Batching Brilliance)
「時間の彫刻術」の3つのフックのうち、2つ目がこれでした。
「Batching Brilliance(バッチ処理の輝き)」。
「バッチ処理」なんてIT用語みたいで難しそうですが、要はこれ、日本の主婦が昔からやっている**「まとめ技」**のことですよね。
週末に1週間分の「作り置き」をまとめてやる、あの感覚です。
私は、この「まとめ技」を、「チリツモ・タスク」に応用することにしたんです。
つまり、**「チリツモ・タスクは、発生した瞬間に処理しない」**と決めること。
え? すぐやらないと忘れちゃう?
大丈夫。そのための「仕組み」を2つ、作りました。
仕組み1:物理的な「受け止め箱(キャッチャー・ボックス)」
まず、私が用意したのは、無印良品で買った、ちょっとオシャレな木製の「トレイ」です。
これを私は**「魔法のトレイ」**と呼んでいます(笑)
ルールは簡単。
子供が学校から持って帰ってきたお便り。
ポストに入っていた、光熱費の請求書。
町内会の回覧板(確認だけして、ハンコ押す前のもの)。
家に入ってきた「紙類」は、いったん全部、このトレイに放り込む。
これが、ものすごく大事な「彫刻」でした。
今までは、お便りを受け取った瞬間に「読まなきゃ!」って思ってた。
でも、それをやめたんです。
「今は『掃除タイム』だから、読まない」
「今は『子供とのおやつタイム』だから、見ない」
と、自分のブロックを守るために、いったん「保留」にする。
このトレイは、私の「心の盾」になってくれました。
仕組み2:精神的な「即レスの呪縛」を断ち切る
これが一番の「彫刻」であり、もしかしたら日本の主婦にとって一番難しい「人生術」かもしれません。
それは、「即レス(即返信)の呪縛」から、自分を解放すること。
LINEの通知が来たら、すぐ返さないと失礼。
ママ友からの誘いを未読スルーなんて、ハブられちゃうかも。
日本人特有の「相手を待たせてはいけない」という、あの真面目さ。
海外で暮らす皆さんは、もしかしたら日本にいる私たち以上に、日本人コミュニティとの繋がりを密にしているかもしれません。その中で「即レスしない人」と思われるのは、怖いですよね。
でも、私は決めました。
「私の集中力と、家族と笑顔で過ごす時間」
「ママ友からの『ランチどっちがいい?』というLINEへの即レス」
…天秤にかけた時、どっちが重い?
答えは、決まってますよね。
緊急の電話(学校からの「熱出しました」とか)はもちろん別です。
でも、それ以外の「日程調整」とか「世間話」とか、そういうLINEは、通知が来ても「開かない」。
「え、でも、開かないと内容がわからないじゃん!」
そうですよね。だから私は、スマホの「通知設定」を見直しました。
LINEは、本当に緊急連絡をくれる家族(夫、実家)と、学校の緊急連絡網グループ「以外」は、通知(バナー)をオフにしたんです。
これで、料理中にスマホがピコンピコン鳴って、集中力を奪われることがなくなりました。
「事務処理・一網打尽タイム」の爆誕
じゃあ、その「魔法のトレイ」と「通知オフにしたLINE」は、いつ処理するの?
ここで、前回の「テーマブロック」が活きてきます。
私は、時間割の中に、新しいブロックを作りました。
「13:00 〜 13:30(30分間) : 事務タイム」
お昼ご飯を食べ終えて、ちょっと一息ついた後の、この30分間。
この時間だけは、「チリツモ・タスク」を処理するためだけの「電撃戦(ブリッツ)」です。
デスクに座り、「魔法のトレイ」をドンと置く。
スマホのLINEアプリを「自分から」開く。
溜まったメールも開く。
そして、この30分間で、**「まとめて」「一気に」**片付けます。
- お便りA:「集金袋に3000円」→ OK、袋に入れた。
- お便りB:「遠足の持ち物」→ OK、カレンダーに入力した。
- LINE(Aさん):「ランチの件」→ OK、「B店がいいね!」と返信。
- LINE(PTA):「日程確認」→ OK、「その日、大丈夫です」と返信。
- メール:「光熱費の請求」→ OK、オンラインで支払い完了。
「作り置き」と同じです。
10分かかる料理を、毎日3回やる(=30分)より、
30分で3日分まとめて作った方が、コンロもまな板も1回洗うだけで済むから、効率的ですよね。
「チリツモ・タスク」もまったく同じ。
1回の返信のために集中力を中断する(=脳の切り替えコストがかかる)のを1日に10回繰り返すより、
30分間「返信するぞ!」と集中して、10件まとめて返信した方が、脳の疲労がぜんぜん違うんです。
これが、私が体感した「バッチ処理の輝き(Batching Brilliance)」です。
「時間がない!」と焦っていたのは、この「チリツモ・タスク」に、1日中、自分の貴重な集中力を「つまみ食い」されていたからだったんだ、と気づきました。
さて。
「ざっくりテーマブロック」で大きな家事を。
「バッチ処理(まとめ技)」で細かな事務作業を。
だいぶ、私の「時間の彫行」も、形が見えてきました。
でも、この「時間割」や「タスク管理」、皆さんは何でやっていますか?
最後のフックは、**「テクノロジーの活用(Leveraging Technology)」**でした。
「どうせサキさん、オシャレな手帳とか、高機能なスケジュールアプリとか使ってるんでしょ?」
ふふふ。
最終回となる「結」では、こんなズボラな私でも(むしろズボラだからこそ)たどり着いた、**「たったこれだけ」**という、究極にシンプルなデジタル&アナログの「相棒(ツール)」たちについて、お話ししたいと思います。
日本ならではの、あの文房具も出てくるかも…?
どうぞ、お楽しみに!
私が手放せなかった「相棒」。時間彫刻家(ズボラ主婦)の道具箱と、”余白”こそが人生だという話
(文字数:約3L000文字)
皆さん、こんにちは!
日本で「時間彫刻家」見習い中の主婦、サキです。
全4回にわたってお送りしてきた、この「戦略的タイムスカルプティング入門」。
ついに、最終回「結」となりました。
ここまで、お付き合いいただき、本当にありがとうございます!
**【起】**では、私たちが「時間がない!」と叫び続ける原因が、無限に増殖する「To-Doリストの呪縛」にあるのでは?という問題提起をしました。
**【承】**では、「タイムブロック・ブリッツ(時間割)」に挑戦した私が、ガチガチの計画で秒速で玉砕した話(笑)と、その反省から生まれた「ざっくりテーマブロック」と「余白ブロック」という「彫刻術」についてお話ししました。
**【転】**では、私たちの集中力をこっそり奪っていく「チリツモ・タスク」という泥棒を、「バッチ処理(まとめ技)」で一網打尽にする「事務タイム」という仕組みをご紹介しました。
さて、ここまで読んでくださった皆さんは、きっとこう思っているはずです。
「サキさん、わかった。理屈はわかった」
「で、結局、その『時間割』とか『タスク管理』って、何を使ってやってるの?」
「どうせ、キラキラした主婦が使ってる、オシャレな手帳とか、高機能なスケジュールアプリとか、そういうのを駆使してるんでしょ?」
そうですよね。
最後のフックは**「テクノロジーの活用(Leveraging Technology)」**でした。
「時間の彫刻」というからには、さぞ立派な「ノミ」や「ハンマー」を使っているんだろう、と。
今日は、そんな私の「道具箱」…相棒たちを、包み隠さずお見せしたいと思います。
心の準備はいいですか?
…拍子抜けするほど、シンプルです。
むしろ、「ズボラ」だからこそ、これ以外は続かなかった、というのが正直なところです。
私が「時間彫刻」のために手放せなかった相棒は、大きく分けて4つだけです。
相棒1:【彫刻台】 Googleカレンダー(共有カレンダー)
まず、基本の「時間割(テーマブロック)」を彫り込む「彫刻台」です。
これは、もう定番中の定番、スマホの**「Googleカレンダー」**を使っています。
ポイントは、「タスク管理」のためではなく、あくまで「ブロック(時間割)の宣言」のために使うこと。
私のカレンダー、開くとこんな感じです。
- 月曜 9:00〜10:30 【掃除タイム】(水色)
- 月曜 10:30〜11:00 【余白ブロック】(グレー)
- 月曜 11:00〜12:30 【料理タイム】(オレンジ色)
- 月曜 13:00〜13:30 【事務タイム】(紫色)
…という感じで、ざっくりした「テーマブロック」が、まるで小学校の時間割のように色分けされて入っています。
これを、夫のカレンダーとも共有しています。
これが、もう、めちゃくちゃいいんです。
以前は、私が一人で「今日は忙しい!」とイライラしていても、夫からしたら「何がそんなに忙しいの?」状態でした。
でも、カレンダーで「この時間は、サキは【掃除タイム】(=集中してるから話しかけるな、の意)」と可視化されると、夫も「あ、今は集中してるんだな」と理解してくれるように。
逆に、「15:00〜17:00 【公園&おやつタイム】(緑色)」なんてブロックも堂々と入れています。
これは、「この時間は、何がなんでも子供と向き合う!スマホは見ない!」という、私自身の「宣言」です。
このブロックが入っていると、夫も「あ、この時間は連絡しても返ってこないな」と学習してくれます(笑)
高機能なタスクアプリも試しました。
でも、タスクをチェックイン・チェックアウトする作業自体が「チリツモ・タスク」になってしまって、続かなかった。
私にとってカレンダーは、**「未来の行動を管理する」道具ではなく、「今、この時間を何に捧げるか、自分の意志で決める」**ための、宣言の場所なんです。
相棒2:【仮置き場】 Google Keep(または標準メモアプリ)
「じゃあ、サキさん、『明日、牛乳買う』とか『歯医者に電話する』とか、そういう細かすぎるタスクは、カレンダーに入れてるの?」
いいえ、入れません!
そんなのをカレンダーに入れたら、それこそ昔の「To-Doリスト地獄」に逆戻りです。
そういう「チリツモ・タスク」は、どうするか。
【転】でお話しした「事務タイム」で「バッチ処理(まとめ技)」するんでしたよね。
でも、問題は「事務タイム」までの間に、忘れてしまうこと。
「あ、歯医者に電話しなきゃ」と思い出したのが、「料理タイム」のど真ん中だったりする。
さあ、どうするか。
ここで登場するのが、2つ目の相棒、**「Google Keep」(または、スマホに最初から入ってる標準のメモアプリ)**です。
とにかく、シンプルで、起動が速いものがいい。
「歯医者に電話」と思い出したら、即、メモアプリを開いて、「歯医者」とだけ打ち込んで、閉じる。10秒もかかりません。
この相棒の役割は、「脳の仮置き場」。
私たちの脳(特に主婦の脳!)は、マルチタスクにできていません。
「料理」しながら「歯医者のこと」を考えていたら、絶対にどっちか(大抵、料理)で失敗します。
だから、「思いついたこと」を、いったん脳から追い出して、この「仮置き場」にポンと置いておくんです。
「後でちゃんと拾いに来るから、そこで待っててね」と。
そして、【転】でご紹介した「13:00〜13:30 【事務タイム】」が来たら、初めてこの「仮置き場」アプリを開いて、そこに溜まったリストを一網打尽にする。
脳を「覚えていること」に使うのは、もったいない。
脳は「考えること」「感じること」に使いたい。
そのための、超シンプルな「外部メモリ」です。
相棒3:【設計図】 お気に入りのノート(アナログ手帳)
3つ目。
「え、デジタルで完結じゃないの?」と笑われるかもしれません。
でも、私にとって、これが一番の「人生術」であり「彫刻術」のキモかもしれません。
それは、**「なんでもいい、お気に入りの紙のノート」**です。
日本にいた頃から使っている、ちょっといい紙を使ったノート(私はLIFE社のA5ノートを愛用しています)。
Googleカレンダーが「実行」の道具だとしたら、このノートは**「設計図」**を描く場所です。
私は、このノートに「スケジュール」は一切書きません。
(だって、それはGoogleカレンダーの役目だから)
じゃあ、何を書くか。
それは、**「私が本当にやりたいこと」や「今日の嬉しかったこと」**です。
- 「子供とクッキー焼きたいな。いつならできそう?」
- 「〇〇さん(海外の友人)に、日本の△△を送ってあげたい」
- 「一人でカフェに行って、2時間ぼーっとする時間を作る」
デジタルツールって、「効率」や「管理」には最適なんです。
でも、「感情」や「夢」や「遊び」を書き込むには、ちょっと無機質すぎると感じませんか?
日本の主婦は、家族の予定、学校の予定、地域の予定…と、**「他人のための予定」**で、自分のカレンダーを埋め尽くしてしまいがち。
でも、私たちが「時間の彫刻」をする目的って、何でしたっけ?
効率よく家事をこなす「完璧なロボット」になること?
違いますよね。
「余白(よはく)」を生み出して、その余白で「幸せだなぁ」と感じる時間を過ごすこと、じゃないでしょうか。
その「何をしたら幸せか」を、自分に問いかける場所が、このアナログノートなんです。
夜、子供が寝た後、このノートを開いて、「今週は、こんな『幸せ』を彫り込みたいな」とスケッチする。
これが、私の「戦略的タイムスカルプティング」の、一番大切な設計図になっています。
相棒4:【自動彫刻機】 家電(食洗機、ロボット掃除機、ネットスーパー)
最後、4つ目。
これは「テクノロジー」の最たるもの。
**「自動化してくれる家電やサービス」**です。
- 食洗機
- ロボット掃除機(ルンバとか)
- 乾燥機付き洗濯機
- ネットスーパー(食材宅配)
これらを「活用する」なんてレベルじゃありません。
私にとっては、もう一人の「私」。私(サキ)2号機です。
「時間の彫刻術」の極意が、「やらなくていいことを削ぎ落とす」ことだとしたら。
**「自分がやらなくてもいいことを、機械やサービスに丸投げする」**ことは、最強の彫刻術です。
海外で暮らす皆さんは、日本よりも大きな食洗機や乾燥機がスタンダードで、使いこなしているかもしれませんね。
日本は、まだ「手洗いのほうが丁寧」「洗濯物は太陽で干さないと」みたいな、謎の「手作り神話」が根強く残っている部分もあって(笑)
でも、私は声を大にして言いたい。
「私がイライラしながらお皿を洗う15分」と、
「食洗機が働いている間に、子供と絵本を読む15分」。
どっちが、家族にとって「価値」がある?
「私がヒーヒー言いながら掃除機をかける30分」と、
「ロボット掃除機が働いている間に、私は【事務タイム】でバッチ処理を終わらせる30分」。
どっちが、私の「人生」を豊かにする?
答えは、明らかですよね。
「ネットスーパー」も、最強の「彫刻」です。
「買い出し」って、一見「30分の買い物」に見えるけど、実際は「献立を考える」「店まで移動する」「重い荷物を持って帰る」「それを冷蔵庫にしまう」…トータルで1時間半以上の「チリツモ・タスク」の塊です。
これを「週に1回、30分でネット注文」に彫刻できた時の感動は、忘れられません。
使える「相棒」には、とことん頼る。
そして、彼ら(家電)に任せている間に生まれた「余白」こそが、私たちが本当にやりたかったことをやるための「時間」なんです。
結び:彫刻は、完璧を目指すものじゃない
長々とお話ししてきた、私の「戦略的タイムスカルプティング」。
いかがでしたでしょうか。
To-Doリストに追われていた私が、
「時間割」で「テーマ」を決め、
「余白」で「変化」に対応し、
「まとめ技」で「チリツモ」を片付け、
「シンプルな道具」で「仕組み化」する。
この4つのステップで、私は「時間がない!」と叫ぶ毎日から、少しだけ抜け出せた気がします。
もちろん、今でも失敗ばかりですよ。
「余白ブロック」を無視して予定を詰め込みすぎて、パンクする日もあれば、
「事務タイム」をすっぽかして、スマホで漫画を読みふけってしまう日もあります(笑)
でも、それでいいんだって思ってます。
「彫刻」って、最初から完璧な形を目指すけど、途中でちょっと欠けちゃったり、ヒビが入ったりすることもありますよね。
でも、その「欠け」や「ヒビ」も、含めて、その作品の「味」になる。
私たちの毎日も、きっと同じ。
完璧なスケジュールをこなすことじゃなく、
子供の「ママ、見て!」に、笑顔で「なあに?」と振り向ける、心の「余白」を作ること。
海外という、日本とは違う環境で、日々頑張っている自分自身を、「今日も、お疲れ様」って、優しく認めてあげること。
それこそが、何よりも大切な「人生術」なんじゃないかな、と。
このブログが、世界のどこかで「時間がない!」と戦っている、あなた(仲間)にとって、少しでも「あ、こんなズボラな方法でもいいんだ」と肩の力が抜けるきっかけになれたら、これ以上嬉しいことはありません。
最後まで、本当にありがとうございました!

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